固定資産税の正常化

最近読んだ本の中で「土地の固定資産税を正常化して、そこから得た税金を良い街づくりに生かして行こう」ということを著者が訴えていました。

土地の固定資産税率は評価額の1.4%が課税されるのですが、実際は評価額の70%に対して課税される軽減処置がされています。さらに宅地は200㎡以下では評価額の6分の1に対して課税、200㎡以上の部分に対しては評価額の3分の1に対して課税されていますのでかなり土地を持っている所有者にとって軽減措置が行われています。

上記の様な土地の固定資産税の軽減措置をすべてなくして一律評価額に対して1.4%を課税すれば税収は増えるでしょうが、実際はかなり現実味が無いと思います。固定資産税を払えなくて差押になる土地が日本中に溢れるようになると思います。そうなれば公売に出てくる物件が増えます。

私は現実的な方法ではないと思いますが、シャッター街の再生にはこの固定資産税を正常化するのはとても効果的だと思います。店を閉めたままにしておくと固定資産税が重く圧し掛かるので商売を再開するか、店を売却する店主が増えると思います。現状だと店を閉めたままにしておいても大して固定資産税等の税金がかからないのでそのままにしている方が多いのだと思います。

地方の駅前商店街などは寂れていますが、現在の所有者が新たに店を始めたい人に貸す&売却が進めばシャッター街の再生はそう難しくないと思います。そうゆう意味では固定資産税の正常化はひとつの解決策だと思います。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください